世界の広告トレンドが変わった!? 政治的メッセージを発する企業が増えている?

昨年来のBrexit、America-Firstなどなど、今、世界は政治的にも大きな変革期に来ているのかもしれません。

ここオランダでも、2017年3月に行われた国政選挙では移民反対を政策に掲げる自由党が少しづつ議席を伸ばしている一方で、Brexitの影響が少しづつ出ています。

 

例えば、イギリスに留学予定だった学生が1000人単位で留学先をオランダに変えたり、ロンドンの金融街シティの受け入れ先としてアムステルダムが名乗りをあげたりしているのです。

今や、こうした世界の政治や政策は、グローバルな社会において大きな影響を与えるようになって来ました。

そして最近、企業が発信する広告メッセージなどでは、こうした政治マターやソーシャルイシューを題材にする広告が増えてきています。

日本では、古くから広告は未来を切り取った鏡とか、新しい文化を作り出す担い手であったと言われていましたが、最近は、そうした側面はほとんど見られません。

ところが、世界では今、逆に広告は世の中に政治的なメッセージを発信したり、ソーシャルイシューを堂々と取り上げて、それらに対するスタンスを明確にすることが増えてきているようなのです。

今回は、こうした世界の広告のトレンドを見てみましょう。

古くはベネトン、今はナイキ、ディーゼル

政治的なメッセージを広告で発信する、ということで思い起こすのは、クリエイティブディレクターOliviero Toscaniが強烈なメッセージを打ち出していた80,90年代のベネトン。こちらは当時、世界的に話題になっていました。

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そして現代は、というと話題になっているのはファッションブランドのディーゼル。

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「Make love not walls」もちろん、これはアメリカのトランプ大統領に対しての強烈なカウンターメッセージです。

ナイキだと、こちらの「Equality」

そういえば、オランダを始めヨーロッパでは反トランプというか、トランプアレルギーが半端ではなく、トランプ大統領の「ト」と言うのも憚られるほどです。先日、ドイツで開催されたG20において、話題になったのは「トランプこそ西側の脅威」ー豪記者の辛辣リポートが共感呼ぶ という記事でした。

少し話は逸れますが、そのトランプ大統領を徹底的にパロディーにし、しかも、自国を貶める

余裕を見せたのが、[The Netherlands welcomes Trump in his own words]

オランダで有名な政治評論家が作り、すでに2500万回以上再生されています。

さて、話を元に戻すと、上述のような広告は日本では発信しにくいかもしれません。

しかし、今、世界ではこうしたメッセージを発して、企業としてのスタンスをはっきりさせることで、同じ政治的なスタンスを持つ人との絆は作りやすいとされています。まさにファンづくり、といった感じでしょうか。

世界的にみれば、政治的発言をすることは決してNGではありません。もちろん、時と場合や、程度の差はあるかと思いますが、海外では大方の場合、そうした意見をはっきり述べることに好感を覚える人が多いのです。

企業やブランドとしては、こうした傾向に則り、自分たちの主義主張をハッキリと主張する。それは広告の世界でも同じようになってきた。これが昨今の世界の広告のスタイルのようです。

誰に対しても「良い顔をする」ということは、結局、誰からも受け入れられない、ということでしょうか。

こうした世界のトレンドの今後に注目していきたいと思います。

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