アムステルダムで実感!日本のクリエイターは海外で通用するのか

現在、アムステルダムのクリエティブシーンについて、アドタイさんの連載『クリエイティブシティ アムステルダムから送る「越境のススメ」』で紹介させてもらっております。全8回の予定で、日本ではなかなか知ることのできないコアな、アムステルダムのクリエイティブシーンについて連載していくつもりです。

が、果たして日本のクリエイターたちが、そうした世界で通用するのか?

今回、こちらではここに焦点を絞ってお届けしたいと思います。

 

日本のクリエイターは世界でもトップクラス!

で、さっそく結論から言いますと、日本のクリエイターは絶対に世界で通用します。

これは現在はアムステルダムのクリエイティブシーンのコア(詳細は、アドタイさんコラムで今後、公開していきます)にいる筆者が、19年間日本のクリエイティブシーンで働き、ありとあらゆる、そして日本のトップクリエイターたちと協働してきた経験から実感するものです。

間違いなく日本のクリエイターは優秀だと思います。そして特に、トップクリエイターほど、やっぱり「真面目」。クライアントのニーズや課題に真剣に、真摯に取り組む人が多いと感じます。クライアントの想像を超える解決策を提案し、クライアントにも、「そうきたか…さすが!」と感じてもらい、信頼関係を作って行ける人が多いと思うからです。

一方、こちらでは誤解を恐れずに言うと、この「課題把握力」が、少し足りない気がします。もちろん、これ個人差もあるので一概には言えません。しかし、傾向としては「問題の把握」「課題の発見」に、こだわらない人が多い気もします。ここに時間をかけないことが多いように思います。そもそも、課題の明示が恐ろしくハッキリしているからかな?とも感じます。

その他に挙げられる、日本のクリエイターが世界で通用すると思う理由は、「仕事が丁寧で繊細」、そして「柔軟性(協調力)がある」という点も挙げられるかと思います。この辺は、マジで世界に誇れると思います。

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では問題は何か…?

しかし「やっぱり通用しないのでは」と思う点もあります。今度はそこを挙げてみます。

まず1番は、やっぱり語学力。ここは自分も苦労してます。特に感覚的なことや、微妙なニュアンスなどが伝えられずにいつも困っています。しかも、もったいないことに、これはクリエティブ能力の話ではなく、単純に語学力の話。なので、語学力がある日本のクリエイターは、クリエイターとしての能力はそもそも高いものがあるので、かなり有利です。おそらくそのままで世界で通用します。

他には、判断が遅い、ハッキリしない、ということが挙げられるかもしれません。これも実は微妙に語学の話と関連しているかもしれません。クリエイティブの世界での日本語はYes,NOのようにハッキリしてないところのニュアンスが大事だったりしますよね? この辺、確かに表現しにくいのですが、常に「YesかNoか?」ということを求められるので、(あるいは「オマエは、これが好きか嫌いか?」)「その大雑把な進め方やめてほしい!」といつも感じています。

裏を返せば、日本人の繊細さがあまり海外にはないのかな?と思います。つまり、日本人の繊細さを表現できれば、もっとレベルの高いものに到達する=十分通用する、という上記に挙げたことの裏返しでもあります。

ただ、概して全てのスピードは早いように感じます。日本人は判断が遅い=「判断できないやつ」と思われているかもしれません。ここも個人差がもちろんありますので、一般化は難しいでのすが。。。結局、ここも仕事を丁寧に進めるか?ということの裏返しにも感じます。

あとは、スピードに関して言うと、デザインシンキング的なことが、そもそもベースにあるので、アジャイルで進めることがデフォルトになっていたりしており、比べるとちょっと、いやかなり日本は遅いと言う印象があります。

そして、最後にこれが一番、決定的に劣っているかな?という点があります。それはプレゼン力です。ここでいうプレゼント力とは、リアルなプレゼンそのものでもありますが、自分の仕事や成果を他人に見せる力、自分の考えを伝える力、ということも含みます。

単純に、「なんか海外のクリエイティブってかっこいい」とか、「なんか海外のクリエティブっておしゃれ!」みたいに感じることありますよね? 彼らは、人にそれをどう見せるか? あるいは見せたいか? というところに仕事時間の結構な割合を割きます。プレゼン内容を詰めることに90%の時間を日本人が費やすのに対して、彼らは50%。あとの50%で、どうやって見せるのか?企画書の見せ方に時間を費やすイメージです。

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例えばポートフォリオなんかも彼らは見せ方が上手いです。日本人は、どちらかというとそういうアピール自体が控えめなところもありますよね。

プレゼンも、またまた語学とも関連するのかな?と思いますが、日本語が個別に密な対人関係を作りやすい言語なのに対して、英語の方が不特定多数に対してのプレゼン向きな言語(というように感じる)だということもあるかもしれません。

たとえば、自社の作品集とか、海外のプロダクションは異様に充実してます。日本のプロダクションでは、「ない」なんてところもあるのではないでしょうか?

 

以上、ここに挙げたようなことなどを意識して対応していければ、基本的には日本のクリエイターは普通に海外でも通用すると思います。海外の広告賞、クリエイティブフェスなどで、ついつい海外クリエイターに気後れしてしまうこともあるかと思いますが、全くそんなことを感じる必要はありません。

日本クリエイターはリスペクトさえ勝ちとれると思います。

ただし、語学。そしてその語学に派生する文化的な風習。それと海外の傾向やトレンドを知っておくことが必要です。世界共通ルールを知っておけさえすれば良いのです。

ということで、弊社では海外のクリエイターを起用したい、キャスティングしたい、なんていうお問い合わせも承りますので、一つよろしくお願いいたします。いいとこどりができるはずです。

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