クリエイターは知っとかないと?メディアラボアムステルダム発のデザインツールキッド

本日は、今年の前半にアムステルダムで半年間通学していたデザイン&リサーチラボ「MediaLAB Amsterdam」から、デザインツールキッドのご紹介です。

来週公開されるアドタイの連載「越境のススメ」では、このMediaLAB Amsterdamを紹介しようと思っています。なので、今回は、そこで使用しているデザインメソッドツールキッドに焦点を絞ってお届けしようと思います。というのも、これ、ものすごく「使える」のです。

というのは、このデザインツールキッド。それ自体がすごく使える、というのもありますが、それを通して、日本とヨーロッパの違いを把握できる、といったような使い方もできるので、グローバルな環境で仕事をする、またはこれからしようと思っている方にとっては、非常に役に立つのではないか?と思うからです。

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そもそもMediaLAB Amsterdamとは何なのか?

デザイン&リサーチラボとして、アムステルダム応用化学大学(そもそもこの大学が、日本の大学の範疇とはちょっと違うので簡単な説明がしにくいのですが)の一部機関であり、日本風に言うと、大学院と言った感じでしょうか。

産官学の共同経営で、クリエイティブインダストリーの変化と発展に対応した課題創造と解決を目的として2004年に発足しており、オランダ政府肝入りの組織でもあり、クリエティブ産業を支える人材を育成する目的で創設されました。

基本的には、チームを編成して、現在する企業や、様々な企業の課題を解決するプロジェクト学習型のスタイルで進みます。チーム毎に取り組む課題は違うものの、共通するのはサステイナブルな社会を実現するために解決するべき課題である、と言うこと。企業に利益誘導をする、といった目的のプロジェクトはここでは扱われません。

ちなみに、筆者が参加したチーム(2017年前期)の課題は、「アムステルダム市の粗大ゴミをいかに効率的に回収するのか?」といった課題でした。

Startup Stock Photos

デザインツールキッドとは?

さて、MediaLAB Amsterdamとは何なのか?と言う説明はここまでにして、今回はここで使用されているデザインツールキッドにフィーチャーしてみます。

というのは、これを使用すれば誰でも、イノベーションが起こせてしまう?からです。

こちらの組織、そもそもデザインに生じる「ムダ」を無くそうと言う、極めてオランダ人らしい発想を大事にしており、その「ムダ」を極力なくすための手段、として開発されたのがデザインツールキッドでもあります。

こちらで行うデザインは、わかりやすく言えばいわゆる「サービスデザイン」でしょうか。

とにかく、リサーチしてプロトタイプを作って、テストして、改良を重ねていく。こうしたやり方を非常に高速で回すところに特徴があります。

で、この作業、高速が故に意外とデザイン作業におけるムダが出る。(とオランダ人は考えたらしい)また、今回はたまたまこのデザイン(思考)は使えなかったけど、別の機会に使えるかもしれない。そこで、こうしたムダをなくすためには、デザインの方法自体をフォーマット化してしまえばい良い、さらには、デザインの経験自体をストックして体系化してしまう、と言うのがこのツールキッド。

ですから、このツールキッドには、一通りの方法が網羅されており、全て費やす時間や。デザインプロセスのどこで該当方法を使用するのか? といったことが全て記載されています。

しかも「ビジネス開発用」と「デザイン開発用」に分かれています。

例えば、日本でも馴染みの深いKJ法も、もちろんラインナップされています。

で、ビジネス開発用についてはMediaLAB Amsterdamのオンラインでもバッチリ公開されています。

が、意外とこういうのはリアルな「物」であることで、利便性が高まったり、実際に使用する際には、共有しやすかったりするもの。ということで、「物」としてリアルなものが、こちらで販売されています。

ただ、残念ながら日本への発送は対応してないかもしれません。もしどうしても欲しい!という方がいましたら、ご連絡を。なんとかします。あと、九州大学でこれを日本語にする、というプロジェクトがあったけど、まだ出来てないかな? (これについても担当者におつなぎしますので、興味ある方はご連絡ください)

個人的に、このツールの良いところは、全ての手法が一覧できること。ある意味チェック項目にもなったりするところが良いかと思っています。もちろん、「クリエイターはこんなの使わない。俺はオレ流でやる!」というのも、もちろんアリです。なので、実際にこれを使わなくても、欠けている視点は何か?などのチェックに使えるのが良いかと思っています。

 

ということで、今回はMediaLAB Amsterdam発のデザインツールキッドのご紹介でした。

ちょっとしたことですが、デザイン自体についての日本との発想の違いも感じてもらえるのではないでしょうか。こうしたことが積み重なると、結果としては、日本では思いもよらないデザインが出来上がったりします。

デザインに多様性を取り入れるためにも、海外のクリエイティブと協働してみる、というのはぜひオススメです。このツールからは、そんなエッセンスを感じることができることと思います。

MediaLAB Amsterdamに関しては、「越境のススメ」@アドタイさんでご紹介します。

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