これが分かれば世界で通用する!? 日本とヨーロッパのビジネス意識の最大の違いとは
日本もお盆休みも明けて、ぼちぼち通常モードに復帰する、という感じでしょうか?こちらオランダは、地域により休みに入る時期が違うため、まだ一部の地域ではバカンス中。だいたい、一部の地域が休みだと、打ち合わせで全員揃わなかったり、先に帰ったりする人もいるので、そういう意味では試運転モードと言ったところでしょうか。
はい。オランダの夏休み。かなり長いです。
で、そんな夏休み明けの状況ですが、今回は日本と世界のビジネス意識の違いについて。(マナーとか、慣習とかの話ではなく)というのは、こんな記事を発見しからです。Forbesの遅れているのは日本だけ? 世界2500兆円に膨らむESG投資という記事。
■リーマンショック後の企業の方向性の違い
詳細は、リンク先を読んでいただきたいのですが、独断と偏見でかいつまんで言うと、
・日本以外の世界の企業は、企業価値を「サステイナブル」というところに置いている
・株価とか、ファンドの指標でも、そうしたことを標榜して、実行している企業の方が企業価値が高いという傾向がすでに証明されている
・どうも日本は、この点が世界的に見ても非常に遅れている
・この傾向はリーマンショック後に顕著になった
ってことが書かれています。
そういえば、日本でもSDGsとか、ESGとか最近聞くようになったと思いませんか?逆にちょっと、なんでもかんでもSDGって言えば、良いでしょ!って言ってる感もしますが、まあ、現象として聞くようになったのは、日本では最近だと思います。
実際、この世界では日本は世界から10年遅れている、というのです。
■サステイナブルは企業としては大前提
「世界の企業はリーマンショック後に、次々とサステイナブルな方向に舵を切ったのだが、日本は真逆になってしまった」と上記に添付している記事にも書いてありますが、確かにすでにヨーロッパでは、これは当たり前の価値になっています。
スタートアップでも、イノベーションでも、まずはそれは「サステイナブルか?」っていうのが暗黙の前提にもなっています。あなたがやろうとしていることは、サステイナブルな環境を作れるか? サステイナブルな活動か? 地球環境にとって、サステイナブルな解決策を提示しているのか? などなどです。
もうそれは徹底していて個人レベルであっても、当たり前の価値になっています。
サステイナブルな人はかっこいい!というか。サステイナブルはスマートというか。
個人的にはここにビーガンとか、ベジタリアン的な価値感が結びついていて、今では彼らがちょっとカッコ良く見えてきているなあ、とも感じます。まあ肉好きな人が、ちょっとおバカに見えるっていうか、環境のことを何も考えていない人に見えるというか…。ま、この辺は、かなり個人の偏見と憧れが入っているので、スルーしてください。「あ、ベジタリアンなんで…」とか言ってみたい気がしてまして。笑。
脱線ついでにもう一つ言うと、先日日本とオランダでやった共同プロジェクトのメンバーで、たまたま食事の場に居合わせたオランダチームはベジタリアン100%。日本チームは、ベジタリアン0%でした。オランダチームはみんな20代。中にはモデル(男)をやってるやつとかもいたんですけど、なんかみんなお洒落でカッコ良く見えるわけです。
で、話を元に戻すと、実はこのサステナブル、今、日本では非常に受けが悪いです。多分、ピンとこないって言うのが実情だと思うんでけど、「サステナブル」みたいな言葉がタイトルに入っているだけで、Webの記事だとガクッとPVが下がります。完全にスルーされます。
だから、この記事のタイトルには敢えてサステイナブルを入れませんでしたw
で、ある意味のこうしたガラパゴスは、あとあと取り返しがつかないことになるのは、みなさんよーくご存知だと思います。かつてのガラケーとかね。今でいうと、キャッシュレス化の遅れとか。
このサステナブルも、おそらくもう取り替えしのつかない事態になりつつあるので、日本の企業のみなさん、早くキャッチアップすることをオススメします。
友人のFBでの投稿では、「企業はサステイナブル周りを、意図的に育休、産休明けの女性社員の受け皿にしており、全く本気で取り組んでいない」とありました。まあ、ここに配属された女性社員のみなさんは逆にチャンスです。グローバル基準の仕事がいきなりできるわけですから。
えっ、何をしたら良いか分からない? あ、それはもう、もちろん、アムステルダムのイケメン、イケジョを使って弊社がバッチリサポートさせていただきますので、ぜひご用命を!
世界のトップランナーとしてSDGの活動に取り組んでいるのは、DSS- Digital Society School(旧メディアラボアムステルダム)という弊社と関わりの深〜いデザイン&リサーチラボだったりしますので。
ということで、どうぞ、ひとつよろしくお願いいたします。
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